サラリーマンこそ必要な『資産形成』という考え方

中小企業戦士となり幾星霜…

一応毎年昇給はしていただいていますが、社会保険料等も上がっているので

アラカブ
アラカブ

『えっ?手取り減ってない?』

さすがに減らないまでも、昇給をあまり実感できていません。

年々増える支出と社会保険費用

子供の成長は素直にうれしい。でもこのところ食べる量がものすごく増え、習い事等のお金もかかります。

加えて最近は目に見えて物価が上昇し、庶民の生活はますます厳しい。

なかなか貯金もできず、このままいくと子供が「大学に進学したい」と言ったときに

行かせてやれるだろうか?と考えてしまいます。

そういう漠然とした不安を抱えながら、『何か手っ取り早く稼ぐ方法はないかな~?』と

日々ぼんやりと考えているのは私だけではないはず。

ネットをポチポチしていると大体次の4点に行きつきます。

  • 本業の仕事を頑張って昇給する(本業の収入アップ)
  • 本業以外の収入源を持つ(副業)
  • 家計の見直し、支出の削減
  • 投資による資産形成

支出を減らして収入を増やす

真理はとてもシンプル、でもそれがなかなか難しい。

痩せたいと口には出しながら、ついつい食べちゃう…ダイエットに通ずるところがあるでしょうか。

さて、ここでは上の3つは一旦置いておいて、投資による資産形成について。

株式投資ってどんな感じ?

一口に投資といってもさまざまなものがありますが、我々一般人にもわかりやすいのは株式投資でしょうか。

今後業績が伸びそうな会社の株を買うことで、その会社から配当金をもらったり、桐谷さんみたいに株主優待をもらったり。

あるいは株価が安い時に買って、高くなったら売ってその差益で儲けたり。

株式投資にもいろいろなスタイルがあるのはなんとなく想像つきますね。

アラカブ
アラカブ

でも投資ってギャンブルだし、そもそもお金に余裕がある人がするもんじゃね?

これが私の率直な投資に対するイメージでした。

例えば誰もが知っている有名企業の株を買おうとします。

日本では株の売買は基本100株単位からになります(100株を1単元とする単元株制度というのがあるそうです)。

今は『いちかぶ』とか、『ミニ株』とか証券会社によっては1株(単元未満株)から買える銘柄もありますが…いったんそれは置いておいて

有名企業の株価は数千円から一万円を超えるものもあります。

100株買うには数十万円から百万円のお金が必要になります。

例えばソニーグループの令和5年12月現在の株価は約13,000円、100株買うには130万円が必要です。

アラカブ
アラカブ

やっぱり庶民には手が出ねーじゃねえかよ!庶民は門前払いか!

なんなのでしょうね、この単元株制度って。

明らかに庶民の投資へのハードルを上げているとしか思えない。

金持ちが自分たちに都合の良い法律を政治家に作らせて、庶民から搾取し自らは際限なく富む。

これが資本主義なのですね。

ちなみにアメリカでは1株から買えるので毎月のお小遣いでも有名企業の株が数株買えちゃいます。

さすが自由の国!

(会社ごとの個別の株ではなく、投資信託という複数の会社の株をまとめたバラエティパックみたいなものなら100円から購入可能です)

r>g の法則

フランスの経済学者ピケティは著書「21世紀の資本」で、世界20カ国以上の200年に及ぶデータを集計し、株や不動産投資など資本ストックの収益率(r)が経済成長率(g)より常に大きかったことを実証し、今後も、その状態が続くと予測した。富裕層は再投資によって富を雪だるま式に増やす一方、勤労者は経済成長並みの所得の伸びしか期待できず、双方の格差は21世紀を通じて継続的に拡大する

rは資本収益率で約5%、gは経済成長率で約2%。

資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富(サラリーマンの毎年の昇給)よりも成長が早い。言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」というわけです。
富裕層の資産は子どもに相続され、その子がさらに資産運用で富を得続け、拡大することができる。もちろん各国で所得再分配政策は行われているものの、ピケティは、多くの富が世襲されていると示唆する

貧富の格差は広がるばかり。

アラカブ
アラカブ

実証されるとツラい、絶望しかない

庶民は金持ちの養分となるしかないのか?

私たちサラリーマンが搾取されいるのは現実ですし、それは構造上止むを得ません。

1億円を売り上げる営業マンが1億円の給料をもらったら会社はつぶれてしまいます。

サラリーマンは常に自らの稼ぐ能力、生産する能力よりも低い報酬しか得られないのです。

ですから能力のある人は起業すべき。自分が人を雇う、搾取する側に回るということです。

では特段優れた能力を持たない我々はどうしたらよいのか?

サラリーマンにもメリットがある

もちらんサラリーマンにも良いところはあります。

多少ポンコツでも毎月決まった額の収入があります。

(これは薄給で1億円稼いでくれる営業マンのおかげですね)

そして多少ポンコツでもクビにならない。

会社が倒産しない限り、将来にわたり安定した収入が見込めます。

だから3千万くらいのローンも組めて、家も買うことができます(結果ますます社畜化されるわけですが)。

ただし、給与収入の伸び、つまり『g』は平均年2%(もちろん我々中小企業戦士は平均を下回ります)。

ちなみにですが、日銀は安定的に持続する経済・社会(賃金も物価も緩やかに上がる)を実現するために2%の物価上昇率(インフレ率)を目指しています。

インフレ率が2%なら昇給は2%以上ないと生活は楽にはなりませんよね?(もちろんこのインフレ率には賃金上昇も含んでいますが)

そしてここでも平均を2%を下回る中小企業戦士は苦戦を強いられることになるのです。

アラカブ
アラカブ

2%なら基本給25万の人で5千円の昇給か、ウチそんなに上げてもらってないな涙

少しづつでも『r』側に回っていこう

本業を頑張り、出世して収入を増やす。副業に取り組んで本業以外の収入源を持つ。

これだけでも生活は豊かなものになるでしょう。

でもこれだけではr>gの呪縛からは逃れられません。

gの中でいくら頑張ってもタカが知れてるのです。

ですからgで得た収入で資産運用していく。

rを手に入れ、増やしていく。

gの最大化よりもrの最大化に注力していくのです。

本業や副業を頑張って収入を増やすことは、rを最大化させるための手段でしかありません。

奇しくも来年から新NISA制度が始まります。

搾取されるだけの労働者から、投資家に。

すべての日本国民が投資家となることを国も推奨しています。

私のようにギリギリの生活を強いられている中小企業戦士こそ投資が必要です。

銀行預金の金利が0.002%という超低金利時代、銀行には最低限の生活費のみ置いて、

あとはできるだけ投資に回しましょう。

なぜならr>g、つまり投資によってお金がお金を生む力は、私たちが労働によってお金を得る力よりも大きいからです。

一見するとサラリーマンにとっては厳しい現実のように映るかもしれません。

でも投資が自分よりも頑張ってお金を稼いできてくれるんだから、これほど頼もしいことはないですよね?

自分はマイペースに仕事をしつつ、お金にも稼いでもらう。

自分が寝ている間も、ケガや病気で仕事を休んでいる間も、投資はお金を稼ぎ続けてくれます。

投資は自分よりも優秀な分身であり、パートナーです。

まずは100円から始めてみては?

もちろん、元本保証がないのが投資です。元本保証のある投資は詐欺です。

リスクを正しく理解し、必要以上に恐れない。

投資では取ったリスクの分だけリターンが期待できます。

過度にリスクを取りすぎなければ、安定的なリターンを得続けることも可能です。

さあ、最強の相棒をあなたも迎え入れましょう!

まずは

①ネットで証券口座を開設し、新NISA口座もいっしょに開設しましょう(手数料無料で変な勧誘もありません)

②e Maxis Slim 米国株式(S&P500)という投資信託を100円だけ購入

③その100円が、1か月、2か月後…1年後にどうなっていくか確認する

たったそれだけ。それ以外のことはする必要ありません。

必要なお金はたったの100円。

でもこの100円が、社畜労働者から抜け出す第一歩になるのです。

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